最近摂取した百合作品(2024年4月)

アニメ,備忘録,漫画,百合

ごきげんよう、虹星まいるです。
最近摂取した百合(っぽい)作品を備忘録的に記すと同時に、皆様に布教できればと思います(めちゃくちゃ短い前書き)。

ガールズバンドクライ

©東映アニメーション

ストーリー紹介

高校2年、学校を中退して単身東京で大学を目指すことになった主人公。仲間に裏切られてどうしていいか分からない少女。両親に捨てられて、大都会で一人バイトで食いつないでいる女の子。この世界はいつも私たちを裏切るけど。何一つ思い通りにいかないけど。でも、私たちは何かを好きでいたいから。自分の居場所がどこかにあると信じているから。だから、歌う。

公式サイトより引用

⾼校を中退して東京(神奈川)で一人暮らしを始めたロックな女がロックの女と出会ってロックを始めるお話です。

とにもかくにも、主人公の仁菜(にな)ちゃんが良い性格をしています。
不安、不満、憎悪、嫉妬、他人への不信感や燻っている現状への焦燥感、あるいは憧憬――――十代特有の青さと痛々しさを抱えに抱えまくった挙句、ありとあらゆるところに中指を立てまくるおもしれ―女の子です(比喩ではなく本当に中指立てます)。

中指を立てる仁菜ちゃん
©東映アニメーション

そんな仁菜ちゃんを中心に物語が進んでいく本作ですが、作中に明確な百合の描写があるわけではありません。勝手に見出して楽しむタイプのやつです。
この記事を書いている時点では5話までしか放映されていませんが、私は仁菜とすばるの関係性が好きです。
ただ仲がいいというわけではなく、時にはぶつかったり、時には罵り合ったり……友達というか仲間というか――――言語化するのが難しい、あまり見ないタイプの関係性です。

すばると仁菜のツーショット
©東映アニメーション

アニメ見る時間が無いよ~という方はとりあえず曲だけでも聴いてみてください。めっちゃカッコいいです。個人的に好きなのは「気鬱、白濁す」と「爆ぜて咲く」と「サヨナラサヨナラサヨナラ」と「雑踏、僕らの街」です。
※ボーカルは仁菜ちゃんです

終末トレインどこへいく?

©apogeego/「終末トレインどこへいく?」製作委員会

ストーリー紹介

郊外のとある町。
ここはどこにでもある、ごくごくありふれた田舎……ではなかった。
住民たちに大きな異変が起きているのだ。
だけどそんな中でも千倉静留には、強い思いがあった。
行方がわからない友達に、もう一度会いたい!
静留たちは放置されて動かなくなっていた電車で、
生きて帰ってこられるかどうかもわからない外の世界へと出ていく。
走り出した終末トレインの終点には、いったい何がある?

公式サイトより引用

7G事件(よくわからん)によってメチャクチャになった終末世界。とにかくぶっ飛んでいます。
「何を食べたらこんなに面白い世界観が思いつくのだろう……」と「このぶっ飛んだ話にどう収拾をつけるのだろう……」という感想が同時に押し寄せる作品です。ぜひ見てください。

©apogeego/「終末トレインどこへいく?」製作委員会

この作品の百合ポイントですが、これもまた波動を感じ取るタイプの作品です。
ただ、先に述べたガルクラよりも強い波動を感じます。きっと、幼馴染という属性があるからですね。幼馴染百合、至高です。
アニメを見る限りでは静留×葉香、玲実×晶の組み合わせが特に押されている感じはします。

漫画も連載中とのことで、ぜひ。

おぼろとまち

ストーリー紹介

宮城から東京の高校に進学した仁科真知は、「普通に生きて、普通に死ぬ」ことを恐れていた。同級生の、ある秘密を抱えた香住朧と出会い、家についてこられるのだが……!?新時代友情青春コメディ!!

公式サイトより引用

バチクソ頭がいいお上りさん仁科真知と、バチクソ運動神経とルックスが良い忍者・香住朧が事件に巻き込まれながら、二人で世直し的な感じのことをするお話です。ジャンルはコメディで、シリアスギャグを主軸に置いている……と思います。この記事を書いている時点では、まだ2話しか公開されていないので断定はできません。

で、これは百合なのかというと、これもまたルカリオ。
友情・友愛というものに波動を見出せる人にとっては十二分な百合になり得ます。
私はあらゆるものに百合を見出す病を患っているので、この作品を百合だと思いながら読んでます。たぶん錯覚なのでしょうが、そういう病なので致し方ありません。
でも1話で同棲始めたし、これもう百合でよくない?

更新は隔週の土曜日。ジャンププラスで連載中です。

魔法少女201

魔法少女201 1|集英社 ― SHUEISHA ―

悪の組織の女幹部セクシーフジヤマ(本名・藤山忍)。正義の魔法少女との戦いに負け続けた彼女は組織からの罰則金で金欠に陥っていた…。そんなある日、隣の部屋に憎っくき魔法少女プリンセス・マム(本名・真白まむ)が引っ越してきて…。正体を隠した悪のポンコツ女幹部と正義の鈍感魔法少女との隣人系ドタバタ爆発コメディ開幕!!

ストーリーは上記のとおりです。

魔法少女×悪の組織の女幹部という現代百合史では割と王道になりつつある組み合わせの百合です。
そこにギャグとおねロリと少量の叡智が加わることによって唯一無二のカオスが出来上がっています。

恋愛を主軸にしたものではないのですが、主人公の藤山とヒロインのまむが少しずつ仲を深めていく過程は「感謝」の一言に尽きます(語彙力皆無)。やはり、おねロリこそが至高です。

あと、作中に登場するチンフワちゃんのぬいぐるみが可愛いので私も欲しいです。

現在、ジャンププラスで3話まで無料で読めるみたいです。興味がある方はぜひ。

最後に

4月は色々なものに手を出しすぎて百合を鑑賞する時間があまりなかったです。百合小説のアウトプットは良質な百合のインプットがあってこそですので、5月はもっと百合を摂取していきたい所存です。

それから、最近はめっきりネット小説を読むことが無くなっていることにも気が付きました。一昔前……6、7年前は暇さえあれば小説家になろうで「百合 ガールズラブ」で検索してネット小説を読み漁っておりましたのに。
久しぶりに発掘したくなりました。5月の目標の一つに面白いネットの百合小説を見つけることを掲げようと思います。
もしオススメのものがあればXとかでこっそり教えてください。

短いですが、今回はこの辺りで。それではまた。